NFLのルールブック「OFFICIAL PLAYING RULES OF THE NATIONAL FOOTBALL LEAGUE※」を理解するための翻訳。
※NFL Football OperationsのHPで閲覧可能
11 得点
11-3 トライ
11-3-3 トライ中の反則
反則の結果トライのやり直しとなった場合、オフェンスチームは罰則の適用地点をプレビアススポットかトライやり直し地点のいずれかとすることができる。
例外:ディフェンス側のパスインターフェアランスはその地点での反則となる。反則がエンドゾーン内の場合、ボールはディフェンスの1ヤードラインかゴールまでの距離が半分の位置のどちらかオフェンスチームに有利な方に置かれる。あるいは、トライやり直し地点からゴールまでの距離が半分の位置とすることもできる。
第1項 シグナル前の反則
タッチダウンの後でレディフォープレーの合図の前にいずれかのチームに反則があった場合、それは次のキックオフもしくはトライに適用される。
第2項 スナップ前の反則
スナップ前に笛が吹かれてデッドとなる反則がオフェンス側に生じた場合、スクリメージプレーの前に生じた反則と同様に扱われる。笛は直ちに吹かれる(7-4-1参照)。ディフェンスの反則がトライを妨害した場合、オフェンス側は罰退をトライかその後のキックオフに適用することを選択できる。
第3項 チームAの反則
チームAの反則には以下が適用される。
(a)成功したトライの間にチームAに反則があった場合、罰則がロスオブダウンで無い限り、反則後に再度トライとなる。
(b)罰則がロスオブダウンとなる場合、トライ失敗となる。
(c)ボールポゼッションが変わった後の反則の罰退はキックオフに適用され、トライの成功には影響しない。
(d)パーソナルファウルとアンスポーツマンライクコンダクトの罰退はキックオフに適用され、トライの成功には影響しない。
(e)反則の結果セイフティとなった場合、チームBに1点が与えられる。
第4項 チーム Bの反則
チームBの反則には以下が適用される。
(a)全ての反則の罰退はトライ後のキックオフに適用される。ただし、チームAが罰退後の再トライを選択した場合や、罰則が得点を妨げた場合を除く。
(b)反則の結果セイフティになった場合、チームAに1点が与えられる。
ノート:反則がディフェンスのパスインターフェアランスで、それをチームAが採用しなかった場合、キックオフ時の罰退は無くなる。
第5項 両チームに反則があり、ボールポゼッションが変わらない場合
両チームに反則があり、ボールポゼッションが変わらない場合、再度トライとなる(14-5-1参照)。
例外:得点したチームが得点後にデッドボールファウルに関与した場合、14-4-9の第3項の例外(2)が適用される。
第6項 両チームに反則があり、ボールポゼッションが変わる場合
トライ中に両チームに反則があり、ボールポゼッションが変わるあるいは変わらない場合、以下が適用される。
(a)両チームの反則が最初のボールポゼッション変更前に生じた場合、再トライとなる。
(b)チームBの反則が最初のボールポゼッション変更前に生じた場合、再トライとなる。
(c)チームAの反則が最初のボールポゼッション変更前に生じた場合、トライ失敗となる。
(d)両チームの反則が最初のボールポゼッション変更後に生じた場合、トライ失敗となる。
第7項 トライ後の反則
トライ後にどちらかのチームに反則があった場合、罰則はその後のキックオフに適用される。双方のチームに反則があった場合は通常のルールに従う。