NFLのルールブック「OFFICIAL PLAYING RULES OF THE NATIONAL FOOTBALL LEAGUE※」を理解するための翻訳。
※NFL Football OperationsのHPで閲覧可能
9 スクリメージキック
9-1 スクリメージからのキック
9-1-4 キック中のブロック
スクリメージキックのダウンの間、以下のブロッキングに関するルールが適用される。
(a)スクリメージキックのダウンの間、レシーブ側の選手は腰より下へのブロックが禁止されている。
(b)ボールが蹴られるまでは、キッキングチームにはオフェンスのブロックの制限が、レシービングチームにはディフェンスのブロックの制限が適用される。ただし、キッキングチームの選手がダウンフィールドに出るのをレシーバーが適正もしくは不正に妨害しようとするのに対し、手を使って払いのけたり押したり横によけたりすることはできる。
(c)蹴られたボールがラインオブスクリメージを越えた後、キックが終わるまでは(どちらかのチームがボールを保持する、あるいはボールデッドとなるまでは)、キッキングチームにはディフェンスのブロックの制限が、レシービングチームにはオフェンスのブロックの制限が適用される(例外として、ボールが空中にある間のキッキングチームによる背後からのブロックは禁止されており、12-1-3-b-ノートを参照のこと)。キックが終了した後は両チームに通常のオフェンスとディフェンスの制限が適用される。
例外:ボールがラインオブスクリメージを越えない、あるいはボールがラインオブスクリメージを越え、レシービングチームが触れることなくボールがライン手前に戻ってきた場合、ブロックの制限は変わらず、キッキングチームにはオフェンスのブロックの制限が、レシービングチームにはディフェンスのブロックの制限が適用され続ける。
(d)ボールが蹴られてレシービングチームが確保するまでは、両チームへのホールディングとイリーガルユースオブハンドに対する罰退は10ヤードとなる。
ノート:レシービングチームの選手がアウトオブバウンズに出て、アウトオブバウンズのキッキングチームの選手をブロックした場合はアンネセサリィラフネスの反則となる(12-2-6-c)。