NFLのルールブック「OFFICIAL PLAYING RULES OF THE NATIONAL FOOTBALL LEAGUE※」を理解するための翻訳。
※NFL Football OperationsのHPで閲覧可能
12 プレーヤーの行為
12-2 パーソナルファウル
12-2-1 クリッピング
ランナー以外に対するクリッピングは認められないが、クロースラインプレーにおけるオフェンスのブロックには適用されず、膝より上をクリップするのは適正であるが、膝やその下をクリップするのは不正である。クロースラインプレーに関しては3-7を参照のこと。
例外:オフェンスラインの選手は、スナップ時に、スクリメージライン上でひとつ以上離れた位置の他のオフェンスラインの選手と対峙しているディフェンスの選手で、かつブロッカーから離れてボールの流れに反応している選手の膝より上をクリップしてはいけない。例:オフェンスのタックルの選手はスウィープで流れてきたノーズタックルの選手をクリップしてはいけない。
ノート:ブロックが側面からの場合や、相手が回転して背を向けてブロックを受けたようになった場合、相手がブロックを見えていたり避けられた場合は、ブロッカーが相手の背中や脚の側面を巻き込まない限りは、クリッピングではない。
オフェンスの選手の適正ないしは不正なブロックが、ブロッカーがディフェンスの選手の背中や脚の側面を巻き込んだ後に生じた場合はクリッピングであり、クロースラインプレーの場合も含まれる。
ブロッカーが相手と同じ方向に動いていて、最初に相手の側面に触れ、同時に相手の腰より下の部分に背後から触れてそれが続いている場合、クリッピングとはならない。
ブロッカーの最初の相手への接触を審判が確認できない場合はクリッピングとはならない。
罰則:不正なクリッピングに対し、15ヤード罰退。