NFLのルールブック「OFFICIAL PLAYING RULES OF THE NATIONAL FOOTBALL LEAGUE※」を理解するための翻訳。
※NFL Football OperationsのHPで閲覧可能
12 プレーヤーの行為
12-2 パーソナルファウル
12-2-8 アンネセサリィラフネス
不要な乱暴行為は認められない。以下の場合はアンネセサリィラフネスであるが、これには限らない。
(a)足や脚のその他の部位を使って鞭のような動きで相手を打つこと。
(b)ランナーがアウトオブバウンズに出た時に無理矢理接触すること。
ノート:守備側の選手は接触を避ける努力をしないといけない。守備側の選手はランナーが境界線を越えたことを確認する必要があるが、ランナーが線上にいてそれと平行に動いている場合を除く。
(c)アウトオブバウンズに出たレシーブ側の選手が、キック中にアウトオブバンズに出たキック側の選手をブロックすること。これがスクリメージラインからのキック中に生じた場合、ボール確保後のルールが適用されることもある(9-5-1)。
(d)ランナーがフォワードプログレスを止めていたり、スライディングしていたり、相手選手に触られないながらも前進せず地面に着こうとしていた時に、そこに走り込んだり飛び込んだりすること(7-2-1-a-dを参照)。
(e)ボールデッドの前後にかかわらず、地面に倒れている選手に走り込んだり飛び込んだりすること。
(f)ボールデッド後にランナーを地面に投げ飛ばすこと。
(g)以下の選手に対して不必要に走り込んだり、飛び込んだり、横切ったり、体を投げ出したりすること。
(1)プレーが終了している選手
(2)ボールデッドの前後にかかわらず、相手選手との接触を予測できていない選手
(h)キック後にまだ立っている、あるいは後ろに避けようとしているキッカーやパンターが、ダウン終了までの間もしくはその選手が明らかに守備体勢をとるまでの間に、プレーを終えている、あるいは不必要な接触を受ける必要が無い場合。ただし、キッカーやパンターはダウン終了まで無防備な選手とみなされる(12-2-9-a-9参照)。
(i)ヘルメットやフェイスマスクを使って相手に当たったり、突っ込んだり、体当たりすること。
ノート:この規定は、通常のタックルやブロックの際にマスクやヘルメットが偶発的に接触することを禁止するものではない。
罰則:アンネセサリィラフネスに対して15ヤードの罰退。審判の目に余る場合は退場させられる。守備側の反則の場合はオートマチックファーストダウンとなる。
ノート:アンネセサリィラフネスの可能性がある場合や危険な行為になりそうな場合、周りの審判はアンネセサリィラフネスを宣言しなければならない。