NFLのルールブック「OFFICIAL PLAYING RULES OF THE NATIONAL FOOTBALL LEAGUE※」を理解するための翻訳。
※NFL Football OperationsのHPで閲覧可能
11 得点
11-5 セイフティ
11-5-1 セイフティ
以下の場合はセイフティとなる。
(a)オフェンスが自陣エンドゾーン内で反則した場合。あるいは
(b)ゴールラインより後ろでどちらかのチームによりボールに勢いがつき、エンドゾーン内で所有権があるチームがボールを確保してボールデッドとなった場合、もしくはボールがゴールラインより後ろでアウトオブバウンズとなった場合。
例外:以下の場合はセイフティとはならない。
(1)ラインオブスクリメージ手前からのフォワードパスがエンドゾーン内で失敗した場合。
(2)フィールドオブプレー内のディフェンスの選手が、パスをインターセプトあるいはファンブルやバックワードパスやスクリメージキックやフリーキックやフェアキャッチキックをリカバーし、自陣エンドゾーンに向かっている状態でボールデッドとなった場合。ボールはその選手の足や身体の一部が地面についてボールを確保した地点でディフェンスのものとなる。そこが自陣エンドゾーンだった場合は、ボールがゴールラインを越えていなくてもタッチバックとなる(11-6-1)。
(a)インターセプトやキャッチやリカバーしたチームの選手がをエンドゾーン内でライブボウルファールとなった場合はセイフティである。
(b)ボールをインターセプト、キャッチ、リカバーした選手がエンドゾーンからイリーガルフォワードパスを投じて成功した場合、ボールデッドとはならない。相手チームがそのパスをインターセプトした場合もボールデッドとならず、得点できた場合はタッチダウンとなる。
(c)ボールをインターセプト、キャッチ、リカバーしたチームがフィールドオブプレー内で反則し、エンドゾーン内でボールデッドとなった場合、基準点はボール所有権がうつった地点となる。
(d)ボール所有権がうつった地点が1ヤードラインの内側だった場合、ボールは1ヤードラインに置かれる。
ノート:
(1)フィールドオブプレーに向かって運ばれているエンドゾーン内のボールは、ボール全体がフィールドオブプレー内に入るまではエンドゾーンにあるとみなされる(3-12-4)。
(2)ディフェンスが静止もしくは静止しかけているボールをマフしたり、ルーズボールをバッティングやキックしてディフェンス側ゴールライン後方に向かうようにしない限り、ボールの勢いはオフェンス側によるものとみなされる(3-17)。