NFLのルールブック「OFFICIAL PLAYING RULES OF THE NATIONAL FOOTBALL LEAGUE※」を理解するための翻訳。
※NFL Football OperationsのHPで閲覧可能
4 計時
4-7 残り時間を維持する行為
4-7-1 不正行為
前後半のツーミニッツウォーニング後に、以下の行為によって残り時間を維持することは禁止されている。
(a)スナップを妨げる反則(フォルススタート、エンクローチメント等)。
(c)ラインオブスクリメージを越えた位置からの不正なフォワードパス。
(d)アウトオブバウンズへのバックワードパス。
(e)ダウン終了後(タッチダウンで終了した場合を除く)にフィールドオブプレー内のボールを叩きつけたり投げたりする行為。
(f)その他、意図的に時計を止めようとするための反則。
ペナルティ:不正な残り時間の維持に対して5ヤードの罰退。ただし、より大きな罰退がある場合はそちらが優先される。
時計が進んでいる時に上記の行為がオフェンスチームによって行われた場合、ボールがレディフォープレーの合図を受けてプレー開始可能となる前に、審判はゲームクロックから10秒減算する。ゲームクロックは、他のルールに記載が無い限りはレディフォープレーの合図で動き始める。オフェンスチームにタイムアウトが残っている場合、10秒減算のかわりにタイムアウトを使う選択肢もあり、その場合はタイムアウト後のスナップからゲームクロックが動き始める。ディフェンスチームは常に10秒減算のかわりに罰退を選ぶことができるが、罰退が辞退された場合は10秒減算も適用されない。
上記の行為がディフェンスのものの場合、プレークロックは40秒に再設定され、ゲームクロックはレディフォープレーの合図で動き始めるが、オフェンスがスナップ時にゲームクロックが動き始めることを選択した場合はその限りではない。ディフェンスにタイムアウトが残っている場合は、ゲームクロックの動きを止めるためにタイムアウトを使うことができる。
ノート:
(1)ゲームクロックが進んでいる時、同じダウン内で2回続けてディレイオブゲームによる罰則を受けるのはアンスポーツマンライクコンダクトである(12-3-1-(n))。15ヤードの罰退が適用された後、スナップと同時にゲームクロックが動き始める。
(2)特定の遅延行為にはゲームクロックをただちに止めるものも含まれる。残り時間を維持するために交代違反を繰り返すのはアンスポーツマンライクコンダクトである(12-3-1-(m)および5-2)。