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2. ゲームの進め方
2.5 Overdrive
2.5.1 開始前の操作
「COMPETITIVE」メニュー内の「Overdrive」を選択するとOverdrive形式のゲームをプレーできる。また、ミニゲームでもOverdrive形式のものがある。
画面右のキャプテンやコーチをタップすると対戦前に変更が可能。「PLAY NOW」をタップすると対戦がはじまる。
画面左のゲージが満タンになると特典が得られる(「claim」をタップ)。画面右のゲージが満タンになるとランクが上がる。
画面左のメニューからは以下が可能である。
(1)Leaders ランキング上位が表示される。
(2)History 対戦履歴が確認できる。各対戦の詳細もチェックできる。
(3)Rules Overdriveのルールを確認できる。
(4)Play a Friend 友人と対戦できる。
2.5.2 ルール
Overdriveは通常のプレーとは以下の点で異なっている。
(1)通常の得点ではなく「fantasy point」を多く獲得した方が勝利となる。
(2)キャプテンが先発メンバーになる。
(3)3分間オフェンスだけを続ける(ミニゲームでは短時間のものもある)。
(4)4thダウンギャンブル失敗、インターセプト、ファンブルロストなどでターンオーバーになると、ドライブ開始地点に戻ってファーストダウンからやり直し。
(5)各コーチに固有の戦略(Coach Tactics)を試合中に発動させることで、相手の攻撃を緩和したり自チームの能力や得点力を向上させることができる。
(6)対戦中はOverdrive Timerが増加していき、貯まったゲージの数に応じたCoach Tacticsを発動できる。
2.5.3 fantasy point
fantasy pointの標準値は以下のとおりであり、これにTacticsによる増減が加味される。
(1)タッチダウン 60点
(2)ランプレー 2点/ヤード
(3)パスプレー 1点/ヤード
(4)ファーストダウン 15点
(5)パスキャッチ 8点
(6)フィールドゴール 30点
(7)ターンオーバー 25点(対戦相手に加点)
(8)ロス 3点/ヤード(同上)
(9)インターセプトリターンTD 60点(同上)
(10)インターセプト 25点(同上)
(11)ファンブル 15点(同上)
例えば15ヤードのランでファーストダウンを更新すると、
2点(ランプレー) × 15ヤード + 15点(ファーストダウン) = 45点
が加算される。8ヤードのタッチダウンパスの場合は、
1点(パスプレー) × 8ヤード + 8点(パスキャッチ) + 60点(タッチダウン) = 76点
となる。10ヤード以上ゲインしてタッチダウンしても、ファーストダウンの加点はされない。
2.5.4 Overdrive Timer
対戦中は画面内に「Overdrive Timer」が表示される。プレー画面では画面中央下部、プレー選択画面では画面右上に示され、着色されたところまでゲージが貯まったことがわかるようになっている。タイマー内に「Overdrive Points」(白い菱形)が最大5つあり、この数に応じてCoach Tacticsを発動することができる。Overdrive Points一つを獲得するのに必要な時間は15秒程度であるが、キャプテンによってスピードは異なる。また、オフェンススキームの特典で短縮することができる。
2.5.5 Coach Tactics
(1)種類
Coach Tacticsの種類は多数あり、各コーチはこの中から固有の3系統・3段階の9つの戦略を発動できるようになっている。オフェンス戦略2系統とディフェンス戦略1系統か、その逆の組み合わせであり、各戦略はオフェンススキームに対応していて色で判断できるようになっている。初期コーチのMaddenの場合は以下のとおりであり、ディフェンス1系統(West Coast系)とオフェンス2系統(West Coast系とVertical系)を使用できる。各系統の左が下位で右が上位になっており、上位のものほどOverdrive Pointsが必要なことがわかる。
戦略の発動で生じる特典は、コーチをレベルアップすることで増強可能である。また、特典が得られる時間が限られているものもある(特に注記がなければ対戦終了まで有効)。それぞれの戦略の内容は色とアイコンと説明で把握することができるが、いくつかの例について以下に概説する。なお、ディフェンス戦略の特徴である「Pressure」については後述する。
1)オフェンスの能力を高めるもの
発動すると特定のポジションの選手の特定の能力が高くなる。
上段:OG・OT・FBの能力向上
下段:WR・QBの能力向上
2)オフェンスの獲得ポイントを増やすもの
発動するとオフェンスのプレーで得られるポイントが増える。特定の条件のプレーのコールや成功に対してポイントが上乗せされる。得られるポイントが決まっているものと、比率で増減するものがある。
上段:TEへのパス成功毎に40ポイント(10秒間)
下段:20ヤード以上のパス成功でポイント100%アップ
3)ディフェンスの能力を高めるもの
発動すると特定のポジションの選手の特定の能力が高くなる。
上段:S・MLB・LBの能力向上
下段:CB・S・MLBの能力向上
4)ディフェンスでポイントを得るもの
発動すると対戦相手の特定のプレーのコールや成功に対してポイントを獲得することができる。得られるポイントが決まっているものと、比率で増減するものがある。
上段:対戦相手のタッチダウンラン成功毎に60ポイント(30秒間)
下段:対戦相手のパス成功毎に獲得ヤードの半分のポイント
5)相手の獲得ポイントを減らすもの
発動すると対戦相手のプレーが成功した時に得られるポイントを削ることができる。削減量は比率で示される。
上段:対戦相手のHBのランプレーで得られる得点を50%削減
下段:対戦相手の20ヤード未満のパスプレーで得られる得点を50%削減
(2)使用方法
プレー選択画面が開いた時に、必要なOverdrive Pointsが貯まっているCoach Tacticsは色付きになっているので、それをタップすれば発動され、所要のOverdrive Pointsが消費される。下の例であればオフェンスの戦略2つは発動可能であるが、ディフェンスの戦略を発動するにはまだ時間が必要である。
オフェンスの戦略は即時発動となるようであるが、ディフェンスの戦略は対戦相手のプレーの切れ目まで待ってから発動するようである(発動までに時間がかかる)。各系統の下位のものから順番に発動する必要があり、Overdrive Pointsが5つ貯まっていてもいきなり最上位の戦略を発動することはできない。
(3)プレッシャー
ディフェンスの戦略を発動すると対戦相手にプレッシャーがかかった状態(Under Pressure)になり、対戦相手のプレーが制約を受ける。発動した戦略のオフェンススキームに対応したプレーにプレッシャーがかかり、例えばVertical系の戦略を発動すると対戦相手のロングパスのプレーにプレッシャーがかかる。対戦相手に対して戦略を発動した場合の流れは以下のとおりである。
1)ディフェンスの戦略を発動する(Smashmouth系を発動したとする)。
2)対戦相手にプレッシャーがかかり、ランプレーにプレッシャーがかかった状態になる。
3)対戦相手がランプレーを避ければ通常通りプレーが進む。
4)対戦相手がランプレーをコールし、条件を満足して成功すればプレッシャーが失敗し、対戦相手には通常のポイントが加算される。
5)対戦相手がランプレーをコールし、条件を満足して成功しなければプレッシャーが成功し、自分にポイントが加算される。
対戦相手にプレッシャーをかけると、相手チームのバナーの下に「Under Pressure」と表示され、自チームのバナーにプレッシャー成功時に得られるポイント数が示される(丸で囲まれた数値)。プレッシャーが成功すると相手チームのバナーに「PRESSURE FAILED」と表示される。
プレッシャーが失敗すると相手チームのバナーに「PRESSURE PASSED」と表示される。
相手からプレッシャーがかかった場合は、相手チームのバナーに相手が得るポイント数、自チームのバナーに「PRESSURE」の文字が表示され、さらにバナーの下にプレッシャー解除のための条件が示される。以下の場合はランプレーで3ヤード以上ゲインすることが条件であり、プレッシャー下にあるプレーを選択してこれを満足できないと相手に15ポイント加算される。プレッシャーがかかっているプレーはプレー選択画面で「ANTI-PRESSURE」と表示される。
2.5.6 キャプテン
Overdriveにおけるキャプテンの特徴は以下の4点であり、これらを勘案してキャプテンを選択する必要がある。
(1)キャプテンが強制的に先発メンバーになる。
キャプテンはOVRの初期値が75であり、ゲーム開始当初であればキャプテンが先発メンバーに入るとチーム力が増すが、自チームが育ってくるとかえって足かせになる。キャプテンがスキルポジションであれば、「Flex」のところに入れておいてプレー選択時にそれを使わないフォーメーションを選ぶことで、キャプテン抜きでプレーを進めることができる。例えばキャプテンがHBやFBの場合、Flexのところに割り当てておいてワンバックのフォーメーションを使えば、そのプレーについてはキャプテン不在となる。
(2)オフェンススキームがキャプテンで決まる。
キャプテンのオフェンススキームがチームのそれになり、同じスキームの選手を揃えることで特典が得られるので、キャプテンの選択はチーム編成の方針と密接に関係している。
(3)固有の特典がある。
キャプテンには固有の特典があり、対戦中に条件を満たすことでまとまったfantasy pointを獲得することができる。例えば初期キャプテンであるMahomesの特典は「3回のタッチダウンパス成功で100ポイント」であり、キャプテンがレベルアップすると特典もレベルアップする。
(4)Overdrive Timerのスピードがキャプテンで決まる。
Overdrive Timerのスピードはキャプテンによって異なり、Overdrive Points一つ獲得に必要な時間は最小で14秒、最大で17秒である。短いほど3分間に多くのCoach Tacticsを発動できるため対戦を有利に進めることができる。